先日30になっての決意を書かせていただきましたが、
自分の20代を振り返るといろんな事がありました…
詳しくはプロフィールに追記してみたので、
もし興味を持ってくださった方は読んでみてください(笑)
ほんとに我ながら、よく生きてきたなと思うし、
いろんな人に迷惑をかけて助けてもらってなんとか
ここに存在できてるんだなーって思う。
今日書きたいのは、20代いろんなことがあった中でも
だいぶ軽くなったものの現在進行系でお付き合いのある「過食症」について。
拒食症の時代を含めて8年くらいの付き合いになりましたが、
この病気(という表現を今回はします)を経験したことは私の人生で
たくさんの感情を味わうきっかけをもらった。
死にたい思いもたくさんしたし、そのおかげで癒しも感じてきた。
30代を迎えて20代を振りかるためにも、感じたことを誰かのために
生かしてもらいたい、という思いからも一通り書くつもりでいますが、
今回はふと、うかんだことを書いてみる。
今日、朝日を見に海にいったとき、生きてて幸せだなって心から思って
そんなこと思える日が来るなんて、昔は思ってもみなかったなと振り返っていた。
拒食のときには朝からハードな運動をこなし、おなかがすいても
いかに低カロリーで過ごせるかばっかり考えて休まらない
過食のときには夜の過食が怖くて朝昼ぬくようにしていたから
夜まで空腹と過食衝動に耐えきれるか不安でしょうがない…
朝の空は昔から好きだったけど、やすらぎとは、遠い場所にあった。
今摂食障害と向き合っているあなたへ
(私はお医者さんでも無いし、医療の知識はないので一人の経験者として)
むかしのじぶんへ、伝えたいこと。
ーあなたが今拒食症だろうと過食症だろうと
ものすごく苦しい思いをして、
なんでこんな人生なんだろう
こんな自分でしかいられないんだろうって思っているかもしれない。
でも、その感じていることを否定せずに
心の中で抑圧したものをどんどん出すために起きているだけだから
あることを許してあげて。
怒ってもいいし、泣いてもいいし、叫んでもいい。
パワーが無かったら、ただ言葉にしたり書けるなら書いてみて。
できる範囲で身体と心の声を聞いてあげる。
それを続けていけば、必ず変わっていくから。
それ以上自分を傷つけないでほしい。
誰になんといおうと、あなたはがんばってきて、
がんばりすぎてしまって、いまその場所に立っている。
誰にも愛されない、と思っても
自分で自分が大嫌いでしかたなくても
自分に出ている症状はメッセージで
あなたの内側はそれを受け入れてほしくてそれを起こしているから
そう思えなくていいから、
感じていることを、否定しないであげてほしい。
自分の存在を、否定しないでほしい。
今は仕方ないって、ゆるしてあげてほしい。
自分のこと、自分に起きていることを。
許せない自分も、仕方ないって。
思い返すと、私の場合拒食症のときには
ヨーグルトと豆腐しか食べられなくなって
冬に寒くて仕方ないとき、何してるんだろうって心底おかしかったし
同時に笑えないくらい、誰とも食事できない自分が惨めだった。
一人は平気なつもりだったのに、孤独に押しつぶされそうだった。
人と同じものが食べられなくて、気を使ってもらうのが苦しかったから。
そしてきれいになりたくて、理想の可愛い自分になりたくて
食べることを拒否し続けてカロリー計算ばっかりして体重にたくさん乗って
痩せたはずなのに、おしゃれしたいという気力もわいてこない。
何にも興味が湧いてこない。
なんで生きてるんだろう、と思った。
過食症に移行したときには、
今まで食べたらだめ、と否定してきた
菓子パンやらケーキ、炭水化物、揚げ物…
そんなに好きでもないはずのものをお腹が空いてないのに詰め込む
食べても心は満たされないままお腹はいっぱいになって
苦しいのに胸の空洞を埋めたくて食べることが止められない。
朝になって、夜食べた量を見て絶望する。
なんとか取り戻そうと運動量をどんどん増やしてこなそうとするけれど
追いつかなくなって絶望して
太っている自分は価値がないと思っているから
生きている意味をまた見失ってしまう…。
そんなループにもしあなたがはまっていて
苦しんでいるとしたら、無責任かもしれないけれど
「大丈夫だよ」って一言伝えたい。
真っ暗な闇しか見えなくても、つないでいけば、必ず朝が来ます。
いつ朝がくるのか、安らげる日が来るのかわからないとき
どこまでも闇が広がっているように見えてしまうけれど
あなたが存在して、感じていることも経験していることも意味があるから
今の自分を、許してあげてほしい。
それができれば苦労しないわって怒る人もいらっしゃると思いますが
(たぶん昔の私も思ってた…笑)
今この8年を振り返って”自分を許す””起きていることを許す”が
結果最短ルートだったんだな、と気付きがあったので書いてみました。
このブログを読んでいる人が私と同じような経験をしていても、
感じていることも欲している言葉も違うかもしれないけれど、
なにか役に立つことがあるかも、と思って今後も書いてみます。
誰かが心のやすらぎを得る、心の自由をえて幸せになる道のりの
小さな灯火となる言葉があったら幸せです。
コメント